今日は色の話。


人にはそれぞれ、得意な色と苦手な色があると思う。

小さい頃、色鉛筆の中には、いつも一番に無くなる何色かがあったものだ。


大人になった今。

私が日々色を意識するのはやはり洋服。

人の好みが何から来るのかは、定かじゃないけれど、

私の場合、

割と保守的な気持ちから、

この色は自分に似合うはずだから、

と勝手に思いこんで決めている色であったり、

この色なら失敗はない、という安心感を持てる色が好きだ。


例えば私の洋服箪笥の中は、

昔から“モノトーンか秋色”だった。


逆にどんな色でも抵抗なく、

いつも違った色を着こなせている人は、

カラフルっていう色が好きで安心するんだと思う。


そして。

色が自分に与えるパワーも感じる。

洋服の色は、

その人のイメージになって、

印象を与えたり変えたりする。

その人自身にも、小さく力をくれる。

鏡に映った自分の顔が、

洋服の色でほんのりいつもとは違う色味を帯びている時、

私はちょっと嬉しくなる。


医学的にどうなのかは分からないけど、

赤い下着は体にいい、とかいう話も前に聞いたことがあるし。



忙しくやってると、

ついどうでもよくなって、

服も何ヶ月も買わなくなって、

ある日突然、

はああ~!も~どれもこれも着飽きたよ!

ってむしゃくしゃする私は。

梅雨で外も内も湿気たらしくなる前に、

新しい色を取り込もう。
いつも買わない色を買ってみようかな。

                                                                  

洋服ダンスに春を。